「あなたは高価で尊い」 私は小さい頃から自分の顔が嫌いでした。特に鼻が大嫌いでした。だから容姿に自信がなく、 自分が受け入れられなく劣等感でいっぱいでした。それだからか、なんとなく人から笑わ れているのではないかっと勘ぐったり、悟られまいとコンプレックスを覆い隠そうと身構えたり、とにかく世の中が怖く、世界が敵に見え、心が常に緊張していました。毎日が重くて息苦しかったのを思い出します。 小さい頃から手にしていた聖書、ある日、こんな言葉と出会いました。「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」 理想を追い求め、追っても追っても満たされず、孤独と不安の暗闇をさまよっている時に出会った言葉。劣等感でいっぱいで、自分を受け入れられない、こんな自分に「あなた は高価で尊い」と力強く語りかけてくる聖書の言葉との出会いは、神様との出会いともなりました。 その日を境に、ちょっとだけ、そして少しずつ世の中が明るく感じるようになっていきました。劣等感とコンプレックスでいっぱいだった自分を、「まっええか」っとそのままの 自分を受け入れるようになっていきました。目の前にいる人は敵ではなく、悩みは自分だけが背負っている重荷ではなく、身の周りの少なからずの人々が、下を向き続けてきた自分を我が事のように案じていてくれていたことに気付き神様の愛を感じました、そして今も。